お店に行くのはめんどくさいですか?
Posted on by narita
今年もあと2ヶ月というところでブログの更新を全くできていないことに気づき反省しています。
下書きがいっぱいあっても、なんとも形にならない雑文ばかりが転がっています。
お取引先の方でたまに読んでくださっていると聞くのも気恥ずかしいです。
と言いながら最近はSTANDFMで音声配信を少しやっています。
収録が楽なのでちょっとした息抜きですがよかったらお聴きください。
さて今回の投稿ですが、仲良くさせてもらっているデザイナーさんと話したことです。
そんな風に彼女は言って、アナログのレコードのことを例に出した。
世界的にアナログのレコードがこれだけ復活したように、感触やぬくもりを感じたい人はお店に戻ってくるよという考え。
そうだったらいいな〜なんて考えながら元より思いっきりお店にシフトしている僕は多分それを確信している。
そういえばジュエリー界隈でもおもしろそうなことをしてる人や売れっ子の人たちはアトリエショップ出してるね。
お店でわざわざ物を買うってめんどうだよね。効率よく賢く買い物したいよね。
でもお店に行くことは別ものとして楽しくないですか?
よく考えたら自分は目的のものがあって時間がある時は在庫など確認しないでお店に出向いたりする。
それで売っていなくて諦めて帰るなどという不合理なことを平気でしている。
なんだかお店を回るっていうこと自体が結構好きなのかもしれない。
それは昔々に欲しい物が買えなくても好きな店を行ったり来たりしていたときの記憶がそうさせるのかもしれない。
そう考えるといまの若い人たちは今後そんなことしたいとは思わないのかもしれないが、そういうことが一つの贅沢になってくるような時代が来るような気もしている。そこまで行く前に紆余曲折はあるにしても。
確かにインターネットによってどんなところでも情報の解像度を上げることができるようになった。それだけにお店のなんというかソフトの部分というか謎めいた部分は際立ってくるのかもしれない。
実際にはネット上の情報だけを食べて生きていく人たちが増えるのも良くない傾向だと思うし、スマートな買い物に偏るのはなによりあんまり賛同できない。
最近はこの界隈も見ていてこの情報戦にあちゃ〜と思うようなこともよくあるが、それでも僕たちはSNSなどもやらなくてはいけない。
そんなことを思いながら久しぶりにカメラを引っ張り出して写してみようかと思いふと考える。
自分と同年代1974年発売のローライ35Sに久しぶりに電池を入れ露出計を動かしてみる。
このカメラにもともと使われていた電池は今では入手できず、電圧の違う代替品をアダプターを介して使うことになっている。
フィルムを装填して巻き上げてみる。
距離計はついていないので目測で距離を決めなければいけないがやっぱり楽しいなと感じる。
自分の使っている所持しているカメラや大きなフルサイズのカメラなどはまったく無駄といえば無駄でスマートフォンできれいな写真が撮れるところにかなり逆行しているのだが、やはり使っていると贅沢な気持ちになる。
フィルムもかなり種類は減っているが生産は続いている。
今回はKODAKのGOLD200を大人買いしてみた。
調べてみるとネットで現像やデータ化のところも結構充実しているみたいで
フィルムを送るとまとめてデータ化してダウンロードできるようだ。
これも今の時代ならではだなと思う。
そんなわけで適度にアナログかつ狂乱の時代が訪れますように。
願いを込めて。
ではまた。